Pas a Pasのブログをご覧いただきありがとうございます。
今日はアウトバストリートメントについて解説したいと思います。
アウトバストリートメントという言葉を聞いたことがあるが使ったことがない方、実際に使っているという方、使ってみたいがどう選べばいいかわからないという方は是非最後まで読んでみてください。
目次
アウトバストリートメントとは
アウトバストリートメントとは、一言でいうと『洗い流さないトリートメント』のことです。通常、トリートメントはお風呂で使い、シャワーで洗い流しますよね?アウトバストリートメントとはその名の通りお風呂の外で使うトリートメント、すなわち洗い流さないトリートメントなのです。毎日のケア+αで使えるヘアケアアイテムです。
アウトバストリートメントを使うべき理由
女性にとって美しい髪は誰しもが憧れると思います。毎日ケアしているのに毛先が傷んでいる、カラーによるダメージヘア、美しい髪をキープしたい、様々な方がおられると思います。
アウトバストリートメントを用いてケアすることで様々な効果があります。
主な効果はこんな感じです。
・栄養分を補給する
様々な理由でダメージを受けた髪に保湿成分を浸透させ、キューティクルを正常な状態に補修します。保湿成分などの栄養を与えることで健康な状態に戻していきます。
・熱から髪を守る
タオルドライ後、ドライヤーを使う前に使用することで、開いたキューティクルに浸透し保湿成分を補います。そうすることでドライヤーの熱から髪を守る効果があります。
・指通りを良くする
指通りが良くなると絡みにくくなり絡みによる摩擦から髪を守ることができます。
また絡みにくくする事でブロー時のブラシの通りもスムーズになるためブロー時の摩擦からも髪を守る事ができます。
・艶がでる。
髪の内部に栄養分が浸透し髪にコシを出し、強度が上がることで艶がでます。
・乾燥から髪を守る。
強風による乾燥や夏の紫外線による乾燥、汗による乾燥、冬の静電気など髪はあらゆる乾燥と隣り合わせなのです。
その様な乾燥防止にもアウトバストリートメントは効果を発揮します。
アウトバストリートメントの種類について
アウトバストリートメントは用途や髪質によって様々なタイプの商品があります。大まかな分類は下記の通りとなりますので、是非自分の髪質に合ったアウトバストリートメントを見つけて下さい。
・ミルクタイプ
ミルクタイプのアウトバストリートメントの特徴として、水分の含有量が多くオイルを使用していないので使った時にサラッとしています。ダメージヘアやベタつきが気になる方にオススメです。また、硬い髪やパサつきのある髪にもオススメですよ。
・オイルタイプ
オイルタイプのアウトバストリートメントの特徴として、オイルによるコーティング力があるため髪の保湿効果があり、乾燥した髪や熱によるダメージの保護効果が高いという特徴があります。しっとり効果が高いもの、さっぱり効果が高いもの等用途や髪質によって選ぶといいと思います。
・スプレータイプ
スプレータイプのアウトバストリートメントの特徴として、髪に何かをつけるのが苦手な方におすすめです。
つけている感触がないですが髪にうっすらと膜がつくため紫外線から守るためにもスタイリング剤が苦手な方はお出かけの際におすすめです。
・ムースタイプ
ムースタイプのアウトバストリートメントの特徴としてパーマスタイルの方におすすめです。カールを活かしてムースの様に使用できます。
逆にストレートヘアには不向きでもあります。
・クリームタイプ
クリームタイプのアウトバストリートメントの特徴として、ミルクタイプと似ていますがより重さが出るため、ショートヘアなどの動きのあるスタイルにおすすめです。ワックスの代わりに使用することもできます。
・ミストタイプ
ミストタイプのアウトバストリートメントの特徴として、サラッとした使用感があります。
軟毛でボリュームが出にくい方で髪のパサつきを気にされている方には特におすすめです。オイルタイプではベタつく方はミストタイプを使用してみてはいかがでしょうか。
アウトバストリートメントの使い方
・しっかりとタオルドライする
タオルドライとはドライヤーで乾かす前にタオルで髪を優しく←(重要!)
水がポタポタと垂れてこないくらいトントンとふき取る事です。
タオルドライに関する記事はこちらにまとめていますので是非参考にしてみてください。
・アウトバストリートメントを手に取ります。
商品の説明書に記載されている様につけていきます。
よく記載されている塗布する量は『適量』とありますが、髪の長さや量によってもつける量が変わるため『適量』と記載されているのだと思います。
適量の目安はこんな感じで使ってみてください。
・ショートカット→1~2プッシュ
・ボブ(肩にかかるギリギリくらい)→2~3プッシュ
・ミディアム(鎖骨くらい)→3~4プッシュ
・ロング→4~5プッシュ
・ムースタイプは1プッシュ→テニスボール1個分くらいを目安にしてくださいね)
この様な感じを目安にしていただくと良いかと思います。
手にとれたアウトバストリートメントを手の平全体に伸ばします。
これはまんべんなく髪に塗布するためにとても大切です。
そして、伸ばしている時に体温で温めるとより浸透力がアップします。
・どこから塗布するのがいいのか
毛先髪→真ん中→根元→前髪
の順で塗布してください。
理由としては、髪は毛先が最も水分、油分が少ないためです。
乾燥しやすい部分からつける事でつけすぎを防ぎます。
急いでいても根元からベタッはやめてくださいね。
頭皮につきすぎたアウトバストリートメントは頭皮トラブルの原因にもなります。また、アウトバストリートメントのつきすぎは油分の多さが原因で髪が乾きにくくなり余計に時間がかかりますのでご注意ください。
・クシ(ブラシやヘアコーム)で毛先からときます。
クシでとく事でより髪全体に有効成分が浸透していきます。
・ドライヤーで乾かす。
詳しくは『美しい髪になれる正しいドライヤーの使い方』をご参考下さい。
美しい髪になれる正しいドライヤーの使い方について美容師が解説。
皆様も美容室でトリートメントメニューを定期的に受けられている方、自宅で美容液を使いケアされている方がいるかもしれません。もちろんトリートメントメニューや美容液は髪に栄養を与える効果があり、私も美容師としてオススメするメニューの一つです。そのようなヘアケアに+αで毎日のドライヤーを正しく使うことで、より髪質の向上に効果があります。
また、普段美容室でトリートメントを行わない方もドライヤーの使い方で髪質が良くなる可能性があります。
乾燥が気になる髪やスタイリング剤をつけたくない方、外に長時間いる日などは髪を乾かしてある程度乾いてきた時にさらに1プッシュつけてしっかり乾かすと良いですよ。
オススメのアウトバストリートメント
髪質やヘアスタイル、どんなスタイリング剤を使用しているのかによって、少しかわってくる事もある為、担当の美容師さんに相談してみて下さいね。
ちなみに当店ではナンバースリー社製品のオイルタイプ、クリームタイプ、ミストタイプを取り扱いしております。
詳しくは商品ページをご覧ください。
オイルタイプ
髪にツヤと栄養を与える、洗い流さないトリートメントオイル。カモミールのやさしいハーブの香りが気分をリラックスさせながら、髪をしっかりとケアします。さまざまな植物性のオイルをふんだんに配合。髪になめらかさとツヤ、うるおいを与えながら、ダメージを補修し、さらりとした質感で指通りのよい仕上がりへと導きます。
ダメージレベルを気にせずに幅広い髪に使える美容液。内側と外側に作用する成分をバランス良く配合し補修します。広がりやパサつきなど、特に毛先の気になる悩みに効果的です。
キューティクル同士を密着させることで、剥がれをおさえ、サラサラした手ざわりへ。また、浸透型オイルが外側だけでなく内側にまでアプローチして、芯から美しく輝く髪へ導きます。
クリームタイプ
栄養分と水分をとじこめ、なめらかなまとまり感を与えます。夜のお風呂上りに使うことで、寝ている間にじっくり補修し、朝のスタイリングが楽になる髪質へ導きます。
ミストタイプ
ダメージを防いで、髪をケアするブローローションミスト。イランイランを中心にしたフローラルの香りで気分をリラックスさせながら、髪をケアします。植物由来のエキスをふんだんに配合し、ブラシの摩擦やドライヤーの熱から髪を守りながらしっかりと保湿。さらに、植物性タンパク質が栄養を与えて健康的な髪へと導きます。
アウトバストリートメントのまとめ
『髪に良い』アウトバストリートメントでも使用方法が適切でないと効果が半減し、逆に頭皮に負荷をかけてしまうこともあります。
間違った使用方法ではせっかく高価な物を購入しても効果を感じる事がなく使わなくなってしまい数年間眠っているという事になってしまいます。結果、大掃除で捨ててしまうというなんとも悲しい無駄遣いにならないように、美容室で購入していただける方にはしっかり使用方法をお伝えしていきたいものですね。
正しく使用をし、是非綺麗な髪をつくって下さいね。
1983年4月28日生まれ 京都府宇治市出身
ル・トーア東亜美容専門学校を卒業後、京都市内の美容室に18年間勤め2022年5月に独立
現在は二児の母として、仕事と家事の両立をこなす
趣味は空手・友達とランチ
得意なスタイルはナチュラルです